大井川鉄道の旅二日の夕方…あたりが薄暗くなってきたので私たちは夜ゴハンを買って(素泊まり)寸又峡温泉の宿にむかいました。コンビニから5-7キロ、奥泉から10キロの道をひた走りました。
一言でいうと怖かった…。家人の感想はよく走ったね…まいったまいった…でした…。奥泉までは前日に走っていたからわかってましたが、寸又峡までは初めての道10キロというとそんなにないかなあ~と高をくくっていました。ですが秋の日は釣瓶落としという言葉の通り、真っ暗な山道をひた走るのは本当に怖かったです。真っ暗といっても都会の夜とは違い本当に真っ暗、闇、漆黒の道。ヘッドライトで照らされた家人と反射板の矢印だけが頼りでガードレールの外側が崖なのか?林なのか?もわからない状態。家人はゲームのダンジョンみたいだったと振り返ります。
0.5キロごとにある「寸又峡まであと〇〇キロ」という標識だけが心の支えで、落石注意の標識はバンバンあるし(実際ゴロゴロと石あり)、対向車が通る幅などほぼないところもあるし、ヘアピンカーブもあるしでもう何も考えずひたすら走る走る。急な下り道がなんだか奈落の底に行ってしまいそうな気分になってしまいました。引き返したって宿はこの先のはずだからどうしようもない。進むしか道はない…寒い…怖い。
やっと寸又峡の温泉街に着いたときは、心がとんがっていました。宿は?宿?と真っ暗な道に地図を見つけて明かりが見えたときはもうもういっぱいいっぱいです。やれやれ、やでやでよく生きていた!よく頑張った!と疲労困憊でした。
家人はバイクがほぼ初心者の私を見つつ、対向車を警戒しつつ、道路状態を見ながら突っ走る。私は私で家人を見失わないようにひたすら走る。1時間が5時間くらいに感じました。あ!大変だった。観光地ならもっと整備してよー(༎ຶ ෴ ༎ຶ)(༎ຶ ෴ ༎ຶ)(༎ຶ ෴ ༎ຶ)