台風が去る

 大変鈍い台風10号ががやっと去っていきました。この週末は日本中が台風に翻弄されましたがまだまだ大気の不安な様子は続く様子です。私もアトリエに通うのに大変難儀しました。電車が動かず二駅分歩いたり、突然の大雨にびしょびしょになったり…タイミングの問題で突然晴れてレインコートが蒸れて大汗をかいたり……。人的被害がなかっただけ幸いです。


 雨は植物にとっては水道水よりも窒素やリンを含む超軟水で良いといいます。特に雷がある時の雨は通常よりも窒素を含むらしく昔から雷が多い年は豊作になるといわれています。今はお米が全くスーパーにないくらいのコメ不足だから新米が豊作になって欲しいと願うばかりです。高いのはしょうがない(ヤダけど)全くない手に入らないのは考えものです。


 日本は長い間減反政策を行い、余剰米をなくす政策をとってきました。海外は余るくらい作り余った分は政府が買い取り家畜のエサにしたりして、いざ必要になったら人間が食べるという循環を作っている国が多いようです。買い取りがあるから農家さんも安心してコメを麦を作れます。農家に専業できるから若い人も職業として後を継ぐことができるわけです。


 日本は農家がどんどん減っています。だから外国人労働に頼ろうという方向に向かっています。これは日本人がやりたがらないことを外国人に押し付けるようでとても失礼な気がします。