水木しげるさんとつげ義春さん

またまた台風がやってきています。7号以上にノロノロの台風なようで九州地方に上陸する可能性があるとのことでした。それでなくとも地震やゲリラ豪雨の多い今日このごろです。私の街でも夜中に大雨がふりました。しかしアトリエの方はそれほどでもなかった?らしくちょっと距離があるだけでこんなに違うのか?と感じました。


 最近、水木しげるさんのエッセイやつげ義春さんの旅行記を読んでいます。水木しげるさんはラバウルで実際に軍隊生活を3年以上し、片腕を失った経験があります。その頃の思いや現地の人々との交流を書かれた本、貸本屋や紙芝居屋・漫画家になってからの本をたくさん書かれています。つげ義春さんは貧乏旅行をして各地で泊った温泉宿の話を書いています。あと漫画家として活動していた時のハチャメチャ話も興味深いです。


 つげ義春さんは漫画家をしながら水木しげるさんのアシスタントもやっていました。水木しげるさんは彼に一目おいていたようで池上遼一さんと並べてよく話に登場しています。つげ義春さんのエッセイには水木しげるさんのアシスタントをした事が全く出てなく、ちょこっと交流があったという感じの書かれ方でした。なんとなくつげ義春さんの心持ち、性格が表れているような気がするようなしないような……?私がうがちすぎなのかしらん(笑)。


 水木しげるさんは長生きで大食漢で、大変な人生を乗り越える力を妖怪や精霊にもらいながら大往生されました。つげ義春さんはまだご存命でこの前新刊を発行されました。まだ未読ですが、寡黙で寡作な方の今を知れるかもしれないのでぜひ読みたいと思っています。