例年にはない速さで春がやって来るようです。早くも春一番が発表されましたし、河津桜もどんどん咲いてきています。早すぎる春は花粉症の時季もはやめたようでマスク率が増えているような気がします。
私は本が好きでよく読みます。乱読なのであまりジャンルに好き嫌いがないのですがやはり純文学が好きかな?と思います。今手にしているのは安部公房の作品群です。安部公房は「砂の女」「箱男」が有名ですが、家人に教えてもらうまで手にしたことはありませんでした。三島由紀夫を読んでいたら同時代の作家という感じで読み始めた次第です。
正直、「砂の女」は無情な感じでドロドロした感じで読んでいて砂がザラザラしてくる感覚が出てきたのであまり好きになれませんでした。ですが他の短編が面白く、また慣れてきたこともあって読んでいます。「榎本武揚」が面白かったです。安部公房の異色?の歴史物?で幕末の武士たちの心や政治変動を捉えた作品です。
これを読んだら、新撰組や榎本武揚に興味が出てきたので司馬遼太郎の「燃えよ剣」も読んでみました。すっかりおじさん好みな読書習慣になっています(笑)
★MASTERS of ART★
丸善日本橋店3階ギャラリー
2024/2/28(水)〜3/5(火)