昨日の夜は激しい雨で目が覚めてしまいました。開けていた窓からごうごうという音が聞こえ、あわてて窓を閉めました。こんなスコールのような雨も日常になっている近年です。
さてさて、今日からは「松沢真紀油彩画展-なぎさの輝き-」に出品する作品を少しずつご紹介させていただきたいと思います。今回はDM葉書にもなっている作品の紹介です。「湿原にて」F6号油彩画です。去年の6月、まだまだ日本中がマスクをしていた頃に訪れた北海道の風景です。北海道旅行は主に道東に行きました。知床や釧路の湿原地帯を取材&探検しました。この頃はヒグマが冬眠明けの活動期ということでガイドの方を伴って知床湿原に入りました。
湿原にはヤチボウズなる大きなパイナップルのような固有の植物やエゾハルゼミ、キタキツネやエゾシカなどの動物が生息していて私はとても楽しかったです。本当によかった。自分の自然界への概念や生物への思い込みが何て限定的なものだったのだろうかと目が覚めた思いです。
作品は湿原を題材にしてえがいたものです。描いているときはその旅で感じた空気や音や、香りを思い起こしていました。動物はなにも描いていませんがなにかがいる気配を感じられる作品にしようと取り組みました。私が実際に湿原で受け取った生物の気配をご覧いただけると思っています!
☆展覧会情報☆
松沢真紀 油彩画展 -なぎさの輝き‐
会期/2023年7月15日(土)‐ 23日(日)※18日休日
会期中営業時間/10:00‐17:00
会場/イノウエ商会
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