今日はすさまじい嵐、台風の到来です。こんな日は家のなかで安全安心に過ごすのが一番ですが...私はちょうど水彩画サークルの講習会があったためレインコートと長靴で完全防備して外出しました。バス停では朝から長蛇の列です。学生さんは皆さんおしゃれな普段着です( ゚Д゚)!こんななかでも...と私は感心してしまいました。帰りはお昼過ぎだったのでますます雨風がひどい!バス待ちが30分!家まで徒歩でしたが傘は裏返るし風でよたよたになっていました。帰りついてほっとしています。
AIで生成したグラビアモデルが話題になっていました。以前から表現の分野に進出してきた人工知能について書いてきましたが、このアイドルを見て正直「は~ん、なーんだ。」と思いました。確かにきれいで魅惑的な表情を持った女の子です。ですが同じ2次元の女性像だったらベラスケス、フラゴナール、ルノワール、日本人なら伊東深水鏑木清方、黒田清輝、の作品が別次元の魅力があります。写実画家で美人画を得意とする現代画家の作品も新しい発見があります。
どこが違うのかなあ~と考えました。まず第一に私が作品を見て感激するのは「こんなことが人間にできるのか!」という驚きです。ですから機械がやっているという時点でそこから感動に繋がらないのです。そして画家の持つ視点です。ただ美人を描くというのではなく画家がどこに重点をもって描いているかその独自性に私にはない発見があります。ベラスケスのすべてを見透かす少女の瞳、鏑木清方の清純なオサゲの描写...こんな目線で人を描くのかと感心し、鑑賞するのです。
AIアイドルはすべてが均等に一定のレベルで揃っていました。これがどんな風にターゲットとなる人達を魅了していくのかは分かりません。ただ機械がやっているという前提は私に感動を与えるものではないと感じています。表現はそんなに薄っぺらいものではないぞ~~(*^-^)/\(*^-^*)/\(^-^*)