南北戦争



 大分暖かい日が多くなってきました。今日は朝が少し寒かったのですが、もうすっかりいい天気です。我が家のサボテンもだんだん緑が濃くなってきています。サボテンはどのくらい長生きするのでしょうか。あまり大きくはならないのですが、元気で育っていってほしいです。



 活字が好きな私は今マーガレットミッチェルの「風と共にさりぬ」を読んでいます。全5巻の長編ですがもうすぐ読了しそうです。さすがは世界を代表する名著なだけあってよくまとまりすらすらと読めました。アメリカの南北戦争時代を舞台に男女の恋愛を描いた作品です。映画や舞台でご覧になった方も多いのではないでしょうか?南北戦争は奴隷制の廃止を訴える北軍とそのままでいたい南軍の抗争です。ですが北軍にとってそれはただの大義名分だったのではないかと言う気がします。



 主人公の家でも多くの奴隷を使っていました。奴隷というと私の概念では鞭で打たれ、食事もほとんど与えられずにこき使われる人達と言うイメージです。しかしこの本の中の奴隷は家族の一員という感じです。病気になれば奥様がずーっと付きっきりで看病をし、普段は子どもの躾もしたり、旦那様と一緒に帳簿をつける手伝いをするというような間柄で、日本で言うところの奉公人のような感じでした。ですから奴隷解放されてもそのままで良いといってお給金がなくても一緒にいるものたちが多く出てきました。



 解放されたがっていたのは、プアホワイトと呼ばれる貧乏な白人や仕事につけずにいた黒人たちのようでした。北軍は黒人にさん参政権を与え、選挙で南軍を政治から排除しました。今の共和党と民主党の原型がここで生まれたようです。ようです...と書くのは学校で習ったように思うけど初耳な私の不勉強さを表した文章です(笑)。