がんばれ受験生



 日がだんだんと長くなってきたようです。特に夕方になると今までなかった優しい日の光を感じることができるようになりました。最近郵便局に長い行列を見かけるようになりました。若い人が大きな封筒を持っています。願書の出願期日が近づいているようです。毎年のことですが受験シーズン到来、本人も親たちも緊張するシーズンです。



 私も美術大学にはいるため色々な大学を受けました。一般の大学よりも難関だと言われていましたけど(今はどうなのかしら?)、親の理解があって浪人させてもらうこともできました。その頃は女子学生の方が受験者数が多かったです。ただなんとなくまだ男性優位の傾向があって合格数でいうと男性の方が多いという状況でした。



 女性の方が受験者数が多いのは男性と違って就職を考えなくてもいいからだといわれていました。美術系は就職できないというのが定説でした。今考えるとなんと時代錯誤な考え方なのでしょうか。それが是正されていればと思いますが...(^o^;)。私は女子美術大学に入ったのでわかりませんが、共学の美大に入った人たちは大学内で男女差を感じる扱いがあったようです。美大の学生が教授たちと対立しているニュースも時々耳にします。



 私は大学時代も今も回りの空気を感じることが苦手でひとりで過ごしていました。別にそれが苦痛でもなく、たんたんと過ごしてきました。最近はやっと少し周囲をみて社会を感じられるようになったけれど、当時そういった社会の構造にもうちょっと敏感であるべきだったのかな~と思っています。