暑い日が多くなってきました。沖縄では梅雨明け?関東ももう秒読み?状態なのだそうです。年々暑さが厳しくなる日本列島ですが、熱中症にならないように気をつけていきたいと思います。特にマスクをしていると熱が籠りやすい...小中学校、高校ではもう集団で熱中症にかかるケースが出ているようです。
またまた北海道の話で恐縮です。北海道には梅雨がありませんでした。今もないことになっています。というのは近年では蝦夷梅雨という現象が北海道であるからです。梅雨のようにしとしとと雨が降り気温が上がらない日が続く気候です。この時期は鳴き始めたエゾハルゼミが凍死したりと少しずつ北海道の気候も変わってきてしまっているということでした。実際に私たちが行ったときも雨は降らないけれど寒くてじとじとした気候の真っ只中という感じでした。
北海道には元来カブトムシはいなかったそうです。クワガタの固有種がいたぐらいだったとか。しかし今では本州から持ち込まれたカブトムシが帰化?しているといいます。外来種のアザミやナガミヒナゲシ等も街中で見かけました。知床湿原ではツアーの時に必ず靴底をはらってから湿原に入りました。それだけ気を使っているのを感じました。
今の時期、関東地方でもたくさんの外来生物を見ます。当たり前のように咲くオレンジ色のナガミヒナゲシ、オオキンケイギク。アレチウリは危険な外来生物としてブラックリストに載っています。他にも咲いているタンポポの殆どはセイヨウタンポポかニホンタンポポとの交配種です。どんどん増えています。私はなんだか怖いと思います。太古の昔からゆっくりと進んできたものたちにとってこの変化はとても大きいと感じます。