新鮮さを忘れずに



 今日は良い方向に天気予報が外れたようです♪昼前から日が射してきて新緑がキラキラしています。水路沿いを歩くと昨日の雨で水かさが増して藻がそよそよとなびいていました。初夏を代表するような植物も目立ってきました(*´∇`)♪



 今日は私が講師を勤める水彩画教室の日でした。高齢の方々のサークルです。皆さん陽気につられてホンワカした雰囲気でした。コロナで三年近いブランクがあったおかげ?か皆さん新鮮な気持ちで取り組んでいました。今日のモチーフは舟越保武さんの作ったブロンズのレプリカです。小さな女性の像ですが気品があって、360度どこから見ても美しいフォルムです。皆さんどこから描こうか?視点の位置は?とモチーフのまわりをくるくる回ります。



 私はいつも皆さんに静物のまわりを最低1回は回って見てそのものの一番きれいだと思う場所を考えるように指導しています。モチーフは変わらなくても一番良い場所で描くことでモチーフはに向かう皆さんのモチベーションが変わってくると考えているからです。漫然と、ただ描けば良いという事をしてほしくないのです。



 私自身もそうです。同じ場所を訪れて、同じ風景を見るときも何があるかな?前となにか違うことがあるかなといつも探索する気分でいます。それは絵を描くときに限りません。例えばガソリンスタンドの値段が上がっているのをみたり、お店が新しく出来ていたりとかそんなことでもいつも意識しています。それが直接作品に繋がらなくても新鮮さを忘れずに日常を過ごすことで私自身の気持ちがいつも上向くと考えているからです。



 水彩画教室が始まって本当によかったです。コロナはまだまだ付き合っていかなくてはいけない難敵ですが、それでも一歩ずつ進んでいっていることがとても嬉しく感じています(*´∇`)♪