マイブーム②



 蝋梅の香りが鼻腔をくすぐります。白梅の咲いている姿を見つけました。季節は少しずつ春になってきたのでしょうか?今日は2月3日、節分です。何をするわけでもありませんが、無病息災で今年も過ごせるようにと願っています。



 マイブームのひとつに歴史小説があります。義務教育で習った歴史ですがあまり興味がなくてただ詰め込んで覚えたのでもうすっかり忘れてしまいました(^o^;)。ですからなんとなく織田信長時代の本や源頼朝時代の本など超有名どころを読んでいます。そのなかでもやはり美術をモチーフにした作品は興味深く読めました。山本兼一さんの信長のお抱え絵師だった狩野永徳を描いた「花鳥の夢」。「とびきり屋見立て帖」シリーズ(これは同作家の新撰組の面々を脇役にすえた本。骨董を扱う夫婦が主人公の話です)等々...。まだまだたくさん読んではいませんが、少しずつ読み進めています。



 骨董の知識はあまりなかったので色々な茶碗や茶筅が出てくる「とびきり屋見立て帖」はいちいち調べながら読みました。そこから茶の湯に興味が湧いて「利休にたずねよ」を読んで利休から信長、信長から狩野永徳...そこから今は長谷川等伯を主役にした本を借りて読もうと考えているところです。数珠繋ぎに興味が広がっています(笑)。


 もちろん、わからない歴史上の人物や言い回しもあってすらすらとはいきません。ですが、教科書で覚えるよりその人の人物像がわかるような気がして面白いです。今まで絵は知っているし美術館で見たことがあって解説も読んでいた人達でも、話す姿や表情などを推察することはあまりありませんでした。小説を通してもっと身近にこの時代の画家の息吹を感じられればと思います。