雪国へpart3



 会津若松に一泊しました。交通に便利なホテルだったのですごく楽に見つけることができたのは幸いでした。安い宿だったけれど私は寝られれば十分という姿勢で望んでいたので文句ない一夜でした。さてさて、次の朝起きてみると一面雪が積もりに積もっています。夜中にかけてかなり降ったようです。風も出ていて一瞬晴れたなと思うとすぐにホワイトアウト、白くてなにも見えない状況です。そのなかでも通勤通学にバス停に並んでいる大勢の人を見ました。毎日こうやって往復しているのかと思うと頭が下がります。駅前には常にパトカーが待機していました。何か起こったときのためでしょうか...。



 昼前には高速バスに乗らなくてはいけません。部屋にいるのもなんだし、とにかく風が止んできたかな?と思えたので近場を散策しようと思いました。せっかくなので鶴の丸城(会津城)にむかいました。会津城は白亜の美しいお城です。小さな天守閣ですが、外壁も屋根も雪で真っ白になっていて普段の姿よりも白かったです。お堀の水も真っ白です。生垣の石も真っ白です。植えてある桜も松も真っ白くてなにがなんだかわからないまま寒さのために早々に退散しました(笑)。



 つくづく、初日のうちに大内宿に行っておいて良かった~と思いました。初日は薄曇りでも風がなかったので落ち着いて取材を行えましたから...。帰りのバスのなかでこの旅を振り替えると幸運続きだったと考えてしまいます。新幹線だったら運休していただろうし、一日ずれていたら何も見学出来なかったかもしれません。鉄道もJRはダイヤが乱れなぜだか会津鉄道だけは平常運行していました。寒がりの私がよくもまあ遭難せず、計画通りに旅ができたものだと思います。(ちょっと自信になりました(笑))後はこの経験をいかして制作に打ち込むのみです。会津はまたいつか訪れた居場所になりました。