梅雨のど真ん中、雨がしとしとと降る1日になりそうです。空気が重いこんな日は、ちょっとうんざりした気持ちになり勝ちです。それはなにも私に限ったことではなく、動物全体にある本能なのだそうです。特に狩猟をしている部類の動物は雨が嫌い、冷たい雨が体力を奪い獲物を隠すからだということです。猫もこんな日は丸まって寝ていることが多いといいます。
さてさて、今は睡蓮の作品を描いていますが睡蓮といって思い浮かぶのはやはり巨匠モネの睡蓮ではないでしょうか。フランスでオランジェリー美術館で見た睡蓮の連作は今でも心に焼き付いています。それでなくても印象派の明るい作品は私にとってとても魅力的ですが、モネのあの作品は単純に美しいだけではなく、力強いタッチに自然の躍動感を感じられます。
モネの暮らしていた家にも一度行きました。すっかり観光地となっていて、作品のままの姿である太鼓橋や睡蓮の池に感動しつつも少し興ざめした思い出があります(;^ω^)。しかし日本では見られない南仏の乾燥した空気と濃く青い大空はきっとモネが体験した当時と変わらなかったのではないかと考えました。今はコロナの影響もあり簡単に海外には行くことができませんが、いつかまたそんな機会があれば良いなあ~と思います。そのときにはもう一度フランス語を勉強し直さなければならないか知らん?(笑)。
今描いている睡蓮の作品はとても小さな作品ですが、私にそんな大きく自由な想像を喚起してくれるものになりそうです(*´∇`)。