今日は少しだけ外に出て近場で遅めの初詣?に行きました。大船駅の近くにある田谷山定泉寺です。ここには、総拝霊場田谷の洞窟があります。田谷の洞窟は洞窟内に四国、西国、坂東(関東)、秩父各札所本尊、両界曼陀羅諸尊、十八羅漢などが刻まれた大きな洞窟でかつてはここでたくさんの行者が修行をしていたという場所です。
今回ここに来たのは本当に気分の問題で私がここに何かしらの縁があるというわけではありません。一度、子どもの時に来た覚えがあるというくらいです。ここは子どもにとってはお化け屋敷のような場所です。まずは、入場料を払い小さなろうそくを貰います。ろうそくを指すための燭台が洞窟の入り口にあります。そこでセットしたろうそくに火を灯し、いざ洞窟内に入ると...もう様々な彫り物が石の壁に描かれています。足元を小さな光で照らしながらさながらインディージョーンズのように冒険が始まるのです♪
中には小さな部屋が多数あります。その部屋には四国の仏像だったり、迦陵頻伽や龍、厄除大師、地蔵など余すところなく描かれここに来るだけで全国のお寺に行ったようなご利益がありそうでした。
その後、大船観音にも行ってきました。白くて大きな観音様は駅のホームからもかがやいて見えるほど大きく大きく存在感があります。観音様は上半身しかありません、戦前戦後にわたって作られたセメント性の観音様です。私はいつもこの観音様の下半身は山の中に埋まっているのではないか?という想像をしてしまいます。
今年はコロナ禍で、初詣の自粛が呼び掛けられました。私も行かないままで今日まで来てしまいましたが、やっとそれも済ませることができたと思います。コロナの終息と、自身の穏やかな日々を願い、家路につきました。