今日は冬が戻ってきたかのような雨と寒さが続く一日になりました。落ち着いた春になるにはもう一歩、早く冬将軍に退出していただきたいものです(笑)。昨日は久しぶりに遠出をしました。横浜線橋本駅からバスに乗って20分、そこから歩いて30分、本沢梅園に到着です。本沢梅園は普段公開していない私有地なのですがこの時期一週間前後梅見客のために解放してくれる隠れた名所だと言うことです。もうすぐ梅も終わり、その前にきれいな梅園でのびのびと取材しました。
さてさて今日も個展の作品紹介をさせていただきます。今日の作品は清澄庭園にいる鴨を描いた瑞々しい作品です。清澄庭園は鴨と亀の聖地のような場所です。ここの話をするといつも大きな亀がいる話題が出てきます。誰かが離した亀なのか?最初からここで育てている亀なのか?とにかくユニークな庭園です("⌒∇⌒")タイトルは「初鴨」、0号・油彩画です。
「初鴨」というのは俳句の季語です。今年初めてみた鴨のことを言うそうです。全く昔の人の自然に対する感覚には脱帽します。普段から見慣れていた鴨も、年を越せば新しい目で彼らを見ることができる...見ようと考える。そうやって常に新しいことを見つけ新しい言葉を生んでいくのですから。そしてそれが今も繋がり、文化になっていくのです。そう考えると、私が私一人で作品を作っているのではなく、何かしらの歴史を受け継いで作っているように感じます。
優雅に泳ぐ鴨の姿を展示でご覧いただけると嬉しいです(*´∇`)
「松沢真紀油彩画展- 光 lumiere -」
2021/3/24(水)~3/31(火) 9:30-20:30
※最終日は17時で閉場いたします。
丸善・日本橋店3階ギャラリー
☆詳細は→HOME