御神木

 朝夕が少し涼しくなってきました。やっと猛暑のピークが過ぎたとしたら本当に嬉しいのですが?残暑も厳しいようですね。セミが道のあちこちにいて、死んでいるかと思うとバタバタと飛んでいってびっくりします、本当に死んでいるのかいないのかわからずドキドキしています。この時期はセミに注意です!(笑)

新しい作品を描き始めました。色々悩んで下絵を繰り返していたのですが、意を決して本画に着手しました。愛媛県今治市、大三島にある大山祗神社の御神木を描いた作品です。この神社は大山積神を祭神とした大きな神社で、たくさんのクスの巨木があり「大山祗神社のクスノキ群」の名称で国の天然記念物に指定されています。その中のひとつで境内から少し離れた場所にあるのが今描いている「能因法師雨乞いの樟」です。楠ではなく樟と書くようです。推定年齢3000歳!日本最古のクスノキだと言われています。現在は枯死しているとのことですが一部浜だ残っているそうです。


 たとえ枯死していてもこの御神木はたくさんの命を支えている様子がよくわかりました。御神木をつたって様々な植物が生育し、鳥が巣を作り、美しい緑で溢れた空間を作っていました。「能因法師雨乞い」という名は11世紀にここで能因法師が雨乞いを行ったところから付いた名称だそうです。


 大きな大きな巨木を力一杯描けたらと思っています(*´∇`)