昨日は夏至、一年でもっとも昼間の長い日でした。と同時に三年に一度と言われる部分日食が各地で観測されました。残念ながら私の住まいからは曇った重い雲が邪魔をして見ることができませんでしたが...(>д<)ノ。日常がだんだんと戻ってきたようです。県をまたいでの移動制限も解かれソロリソロリと人々が動き出したようです。
さてさて、30号の作品もだんだん佳境に入ってきました。またこんな景色を見る日も近い?事を願って人影を描いています。なかにはイーゼルにキャンバスを立てて絵を描く人物も...(私?)(  ̄▽ ̄)。是非探してみてください(笑)。
作品中に画家本人を描くということは、昔からよくある表現です。ラファエロ、フェルメール、ベラスケス...ポンポンと作品が浮かんできます。特に私が気になる作品は、ベラスケスの「ラスメニーナス」とヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫婦像」でしょうか...。ベラスケスの作品もヤン・ファン・エイクの作品も画家が鏡の中で写っている表現です。ですから小さく小さくまるでサインのように描かれています。ですが、描くことで画面の手前に広がる空間を見るものに想像させる巧みな方法です。
巨匠たちにあやかって?というわけではないけれど、絵の中でこういった遊びを入れるのも絵を描く醍醐味ではないでしょうか。