スキャン

 作品が貯まってきたので、ぼちぼちとスキャンしていこうと思っています。自分でする写真撮影より、信頼できるような気がして小さな作品はなるべくスキャンしていきます。だいたいF3号くらいが限界です。きっとコンビニ等でスキャンすればもっと大きなサイズ(F4号くらい)まで対応できると思いますが、さすがに作品をもってコンビニにいくのは抵抗があります(/´△`\)

 スキャンをしていて気づいた事がありました。今回ガッシュの作品と油絵の作品とをスキャンしていたのですが、油絵の方が取り込みにえらく時間がかかるようです。同じサイズの作品なのに倍以上の時間がかかりました。絵によって差が少しあるのはわかっていましたが画材で違うとは?


 ちょっと考えましたが、すぐに合点がいきました。スキャナーは絵を情報化して取り込みます。単純に油絵の方が情報量が多いのです。同じ人が描いても絵の具のグラデーションの豊かさや、油絵の質感、筆致、かかった時間...すべてがガッシュよりも多くたくさんの情報が画面につまっているのです。

 同じことは、本画と印刷でも言えると思います。今はデジタルプリントの技術が向上して一見しただけでは原画か印刷物かわからないかもしれません。しかししかし...やはり違う。作り手が作ったものに込めた技術、画材の質、想い、すべてがやはり本画にはあります。その事が実感できました。


 人間ほどではないけれど、私の古ぼけた機械(スキャナー)もその事を識別しているんだなあ~とちょっとだけ嬉しくなりました。