絵描きにとって目はとても大事ということは、言わなくてもわかることです。目に見えるものは誰でも同じで、共通しているように思われがちですが実は個人によっても、年齢によっても違うらしいです。
私が学生時代に聞いた話です。絵を描くには、色を見る力と形を捕らえる力が必要です。前者は先天的なもので、後者は後天的なものらしいのです。ですから暗い色調を見るのが得意な人、明るい色調を見るのが得意な人、鮮やかな色調が得意な人、、様々です。そして、その目で世界を見て描くのです。
形は、どんな人が見ても変わらないはずです。水平、垂直は変わらないはずです。ですが、訓練しないとそれが画面に描けない人、歪んでいることに気づけない人がいます。それは矯正して直すことが出来ます。学生時代に私もお皿の楕円がうまく描けなく苦労しました...(^o^;)
形はわざと歪ませたりすることで表現が自由になります。色には正解がありません。ですからとても自由です。どちらもすごく素敵なことだと思います。絵画だから出来ることだと思います。絵を描くことは、私の、そして私の作品を見る誰かの心地よい形と色を探す旅です。
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