長崎の思い出

 長崎、五島列島の城主の庭を描いています。だんだんと形になってきました(^∇^)

油彩、F10号
油彩、F10号

 日本風の庭ですからよく刈り込まれた松や、石灯籠が並ぶお庭でした。しかし私が心引かれたのは庭から繋がる馬のあずまやまでの小道です。お殿様が馬に乗ることがスムーズに行えるように、馬が入る入り口脇には馬を洗う井戸があり、その後にお殿様が待つ小屋(というのでしょうか?)があります。またその奥にこの作品にあるような道が続いているのです。



 何も邪魔するものがなく簡素な道です。しかしシンプルに木漏れ日が感じられる空間でもあります。


 私は一貫して光を描きたいと思っています。光は生命の根源にあるものだと感じているからです。この作品にある日の光が、見る人の心に暖かい気持ちを産み出すものになればと思っています。