個展をするということは自分の作品世界だけで会場を埋め尽くし、それを楽しんでいただくということです。その個展の始まりは結構新しいのだということを知りました。
そのはじまりは、上の人物・ギュスターブ・クールベだそうです。第2回パリ万博に大作を出品したものの落選したクールベは、支援者にお金を借りて、万博会場近くに会場を借りて世界初となる個展を開催しました。入場料は1フラン。これが個展の起源です。当時個展という概念は存在せず、サロンでの発表が主だったのでとても実験的なことだったようです。
サロンに入選しなければ画家でなく、作品を見てもらえないなんて当時は発表することがとても難しかったのだなあと感じました。
コメントをお書きください