今日は東急文化村に映画を観に行きました。知り合いに紹介していただいた作品です。「セザンヌと過ごした時間」という作品でポール・セザンヌとエミール・ゾラの友情と人生を映し出した作品です。
セザンヌは裕福な家庭で育ったひとでしたが、アカデミーにも印象派にも背を向けて父親からも見放されてしまい、生前はあまり評価されていませんでした。反対に、貧しかったゾラは「ナナ」「居酒屋」など次々と作品を発表し一躍時の人となります。この二人の対比を通して当時のアートシーンを描いた作品です。「描く」と「書く」、表現方法は違えど芸術を極めようとしたとても濃い作品でした。
もう1つ、同じ渋谷のユーロスペースで「おくじらさま」という作品を観ました。和歌山県の太地町を舞台に捕鯨の現状を伝えるドキュメント作品でした。漁師と町議会、シーシェパードの多面的な意見を描いています。どちらも面白く観ることができました。実り多い日になったなあと感じます。
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