涼しくなってくると同時に乾燥した空気が流れ、秋の訪れを感じます。油絵の具は酸化して乾くのでただ暖かいだけでは乾燥が遅く今日のように暖かく乾燥した日が最適です^_^
日本が、膠水を使った日本画を描いてきたのはやはり水が綺麗だったからだろうと思います。そして油絵がどうしても使い辛いというか、日本に馴染みにくいのはその性質にもあると思っています。高温多湿の日本はキャンバスに使われる麻や木枠が湿気によって膨張や伸縮をしやすい土地です。膠はカビやすい。絵の具の油分はベットリし、乾きにくい。。とても魅力的で、美しい色彩を持った色材ですがその他もろもろが日本に馴染みにくかったのでしょう。
しかし今はメーカーの企業努力のおかげで乾燥速度を速めるオイルや、防腐剤を添加したものも出ています。それら添加剤は色を濁らすということも言われていますが適度に使うことでより描きやすく質の良い作品を作れるとも思っています。全てを否定せず新しいものに柔軟に対応していきたいです^_^
※作品はポストカード大です。
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