コツコツ、コリコリと描いてきた新潟の風景画も最終盤に差し掛かってまいりました。水田を描くのは初めてだったので予想以上に七転八倒しながらの制作です。
 豊かに広がる田園と身体いっぱいに感じる大気とを表現したいと思って作ってきた作品。果たしてそう感じていただける出来栄えになったのかはわかりませんが、私の感じた小千谷の大地を精一杯あらわしたつもりです。この場に行ったことのない方々にもこの地を追体験できるような作品になっていれば幸いです。

 次はまた桜の作品を描きたいと思います。最近大気と光を伝える主題として桜というものの素晴らしさを感じてています。もっと自由に息をするのと同じくらい自然を身近なものにしたいと思っています。

 ※作品はF15号(455×530mm)です。