この頃、ものを描くというより空気や光、湿度や温度を描きたいと考えることが多くなりました。描く対象物を通してご覧になった方に絵画世界で呼吸していただけたら良いなあと思っています。
この作品もそんなことを考えながら描いているものです。夕日の中を渡る白鳥の姿を描きこもうと思い着手しました。以前埼玉の白鳥の飛来する場所に知人の車で出かけました。夕方餌を食べてから戻る白鳥の姿を見て寒いながらもとても美しいものを見たなあと思っていました。今はもうシベリアに戻ってしまったでしょうが…また見に行きたいなあと思います。
※作品はP6号(410×273mm)です。
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