昨日までの寒さがひと段落した今日。私は横浜市港北区にある西方寺というお寺に訪れました。新羽(にっぱ)駅から歩いて10分もしないところにある小さなお寺ですが、蝋梅で有名な場所です。
朝、綺麗な冬空のもとで蝋梅良い香りを嗅ぎました。甘酸っぱいようななんとも言えない匂いです。まだその花の姿を見る前から香りだけで存在を感じることができました。
掃除をしている係りの人がいました。大きな藁ぼうきを抱え、寒い中で落ち葉を掃き集めていました。その丹精のおかげで、寺はとてもこざっぱりして静かで雰囲気の良い場所でした。ごみごみとした名所と違うひなびた、しかしそこになくてはならない存在を見たような気がします。
おめあての蝋梅は、今がちょうど盛り!つめたい青空の色との対比がとても美しく黄色が艶やかでした。蝋梅は、その名にふさわしく、花びらの質感がまるで蝋のようです。半透明な、つるりとした二つとない花弁。この季節ならではの花だと思いました。
また、この花も私は描くでしょう。描がかずにはいられない魅力です。
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