個展への道(作品紹介)

 2月に咲く花というと紅梅です。昔は、花見といえば桜ではなく梅が主流だったと聞きました。花見は今のように、宴会をするものではなく、風流に歌詠みをする会だったようです(^^)その証拠に、万葉集の中で梅の花を主題に読んだ歌の方が、桜を読んだ歌よりも多いのだそうです。その後、中国からの遣唐使の廃止により、梅よりも日本固有の桜の花が好まれるようになりました。

 曽我別所梅林を描いた作品です。子供達が写生に来ていました。花を描くよりも友達とのおしゃべりに夢中という感じで、スケッチブックは真っ白け(笑)その白さが目に鮮やかに写りました。

 

※作品は「朱鷺色スケッチ」F3号(220×273mm)です。