油絵で描いたものを乾く前に消したりすることはあまり好きではありません。透明感のある絵の具を多用するせいでしょうか?ベタベタするし絵の具が混ざって汚くなってしまうように思います。
今日は鹿おどしの作品を制作しています。描き込んだあとちゃんと乾いてから「散らし」ます。「散らす」という表現が当たっているのかどうかよくわからないのですが、「整える」というには理論的に考えて行う行為ではなく、本能的に「こんなかな、いやもう少しこうかな?」と本人も何がこうでああなのかわからない作業です。
描き込むだけでは表現できない「感じ」を表そうとしているのかもしれないし、ただきちんとしたものを壊したいという本能なのかもしれません。
今日は木枯らし1号がやってきました。私も電気ストーブを出してきました。冬ごもり、制作には良い季節です。
※作品はF3号(273×220mm)です。
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