炭焼き小屋の作品を描いているところです。私は描写型?の作家ですが描き込むだけでは作品がギラギラしてしまうので、散らすというか全体の色調を合わせる肯定があります。
色調を整えるため私は溶き油で薄〜くといた絵の具を重ねたりタオルに絵の具をつけてぽんぽんと画面に打ち付けたりしています。最近では、ファンと呼ばれるおうぎ形の絵筆を多用しています。
描き込むことは完全にコントロールされたな行為なので自分の癖や、方法が鼻についたタッチの作品になってしまいます。ですから自分の意図しない効果を作品に加えるためにこういった散らす行為を行っています。
私の考える 良い作品は必然と偶然が一体となった作品です。作家が思ってもいない美しい油絵の具の魅力が作品に表れることが必要だと思います。そして作家はそのことに敏感に反応し、プラスと捉えいかにその偶然を作品に生かすか?それが作家の力になると思うのです。
なんだか偉そうなことを言ってしまったかもしれないですσ^_^;でも自分が自分の作品にドキドキしなくなったら楽しくないです。そういった意味で、今この炭焼き小屋の作品に私はときめいています。
※作品はP6号(410×273mm)です。
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