小説家、江戸川乱歩は豊島区にゆかりがある作家です。彼の描いた作品には上野、浅草、など東京界隈を舞台にして書いた小説が数多くあります。
今回私が参加するイレブンガールズアートコレクション・オールスターズ展では、19人の作家が乱歩にちなんだ作品を一点ずつ展示するという企画があります。私は「目羅博士の不思議な犯罪」からインスピレーションを得て、作品にすることを考えました。
目羅博士という眼医者さんがおこしただろう奇怪な事件を目撃した男の語りを、乱歩自身が聞くという構成のお話です。これは上野公園、不忍池が舞台となっています。
ネタバレになっては困りますから、詳しくは書きませんが、月の光の中乱歩特有の怪しく、幻想に満ち満ちた作品です。これはとても短いお話なので、ご興味を持たれた方は是非ご一読ください。
私はその中でも、上野公園の一場面を作品にしました。乱歩と男の出会いの場面です。この物語の布石であり、ある意味結末といっても良い場面。。。。
乱歩の世界が少しでも表現できていればよいなと思っています。よろしければご来場ください。お待ちしております。
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