以前、ブログ内で書きましたが、気になっていた展覧会の1つである「宮川香山展」に行ってきました。香山は、別名で真葛香山とも言います。真葛焼きの考案者であり、明治時代を代表する技術に長けた陶芸家です。そのレベルは超絶と言っても過言ではないと言われています。
今回作品を改めて鑑賞し、私もその技巧の確かさに舌を巻きました。猫の毛並みの表現や、岩肌の表現、、どれを取っても文句のつけがたい作品でした。香山は、海外の方に向けて、輸出することを前提にした作品作りを行っていたと言います。日本の何が海外の方に受け入れられるのかをものすごく勉強なさったようです。ですから正直に、日本人である私にとっては少しやりすぎの感はありました。でもそのエネルギーには、ほんとうに脱帽します。
薩摩焼の影響を受けていた、初期から、円熟期、晩年と大変ボリュームのある展示でしたし、朝のうちに行けばゆっくりと鑑賞できます。行った甲斐があったと感じる価値ある展覧会でした。
会場 |
サントリー美術館 |
---|---|
会期 |
2016年2月24日(水)~4月17日(日) ※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。 |
開館時間 |
10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00) ※3月20日(日)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで ※shop×cafeは会期中無休 |
休館日 |
火曜日 ※4月12日(火)は開館 |
コメントをお書きください