絵の中で遊ぶ。

 周知のとおり、昔絵と文字は密接な関係にありました。人類がコミュニケーションをとり始めた歴史だといえるでしょう。最初は、縄に結び目を作ってその数や、感覚によって意思を伝える(結縄文字)石に傷をつけて伝える(ノッチ)そしてここで取り上げる文字の原型、絵文字(ピクトグラフィー)がありました。

 絵文字から発生した象形文字です。右からシュメール文字、原エラム文字、バビロニアの楔形文字、古代ペルシャの楔形文字です。より的確に相手に意志を伝えられるようになったわけです。

 

 こう考えると、絵は文字に比べあいまいなところが多い伝達手段だったということです。(言わずもがなでしょうか…)でも反面はっきり過ぎて、ときどきコミュニケーションにちょっと戸惑ってしまうのは私だけでしょうか。絵は隙間があります。そこに想像力を飛ばしてたゆたいたいと思うのです。そんな気持ちが許される場が絵の中にはあります。私はそういう世界を表現していきたいと思います)^o^(