保護用ワニス(=ニス)

 作品は描いて終わりではありません。十分な乾燥後、保護用のワニスを塗ります。ワニスというと「?」な感じですがニスのことです。バーニッシュ(varnish)→ワニス→ニスという風に発音が変わっただけのことです(和製英語?)ラッカーとか、シェラックとかもワニスです。

 ↑こんなものを小学校の教材として使ってました。紙粘土人形に塗ると陶器でできたような質感になって、頑丈になりました。

 もちろん油絵に使うものは専用のワニスです。私はこちらのものを使用しています。使用方法は「作品完成後半年はおいて完全乾燥後に塗布する」と出ています。が……しかし……う~む…そこまで待っていたら展示には間に合いません。大体のところ可能な限り乾燥させて塗布します(苦笑)

 

 ワニスには保護のほかに、油絵のつやを均一にする効果があります。やはり描く段階でこってりした所、あっさりした所がどうしてもできてしまうのです。

 

 そうすると後で作品が見にくくなってしまいます。つやを統一しよりパリッとした作品になり、耐久性も増すわけです。