緊張の審査

  


 緊急事態宣言が解かれ、秋風が爽やかな日が続くようになりました。台風に負けず咲き続けたキンモクセイの香りが華やかです。秋真っ盛りで皆さん行楽に出掛けているようです。私もどっかにいきたいなあ~(*ノ∀`*)と作戦を練っている今日この頃です。



 さてさて、今日は笹倉鉄平版画ミュージアムに行ってきました。といっても観覧者として行ったわけではありません。第13回大和絵画大賞の審査員の一人として子供達の描いた絵画作品を審査するためです。今年もたくさんの子供たちが夏休み中に描いた作品が勢揃いしました(*´∇`)。審査員は私を入れて5名、美術館館長を筆頭にもう何年も審査員をされている方々です。私は今年が始めて、勝手がわからず緊張してちょっと右往左往していました。ですが他の方々は皆さん勝手知ったるなんとかでテキパキテキパキ♪私もなんとか流れにのって?無事に審査を終えることができました。



 小学校低学年の部、高学年の部、中学生の部と3つに別れていました。それを見ると子供達の成長過程が垣間見れてとても興味深かったです。低学年はとにかく大きな画用紙を埋めることに苦労しています。色をずーっと塗っているだけでも大変そうで、それだけで満足という作品も多かったようでした。それが高学年になると、物の描写が加わってきます。絵が好きという自我?が目覚めた子も多く丁寧な作品が多くなってきます。中学生になると、とたんに少女漫画風なキラキラ作品が多くなりちょっと残念です。ですがそのなかでもちゃんとモチーフのデッサンをしている子、オリジナリティーのある子がいてそういう作品は目を引きました。



 この子達が将来アートの世界に入って、活躍できたら良いな、それまでにもう少しアートを生業にして行ける日本になっていればいいなと思います。特に毎年毎年この展示会に出品している子達は本当に純粋に絵が好きなのだから好きが仕事になる世の中になっていけば良いなと思いました。